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HOME > 研究・実践事業 > 平成29年度(2017年度) >(主催事業)~ジュニア夢カレッジ3~プロから学ぶお仕事体験~

研究・実践事業


~ジュニア夢カレッジ3~プロから学ぶお仕事体験~


開催日時:平成29年12月10日(日) 10:00~16:00
開催会場:聖徳大学松戸キャンパス ほか

開 催 内 容


申し込み方法


1、参加費
無料(事前申し込み制)

2、会場
聖徳大学松戸キャンパス ほか

3、主催
聖徳大学生涯学習研究所
【共 催】聖徳大学児童学部児童学科
【後 援】松戸市、松戸市教育委員会、市川市教育委員会、取手市教育委員会、柏市教育委員会、鎌ヶ谷市教育委員会
【協 力】聖徳大学音楽学部、聖徳大学看護学部、聖徳大学心理・福祉学部、聖徳大学人間栄養学部、聖徳大学文学部、聖徳大学短期大学部、聖徳大学心理教育相談所、聖徳大学オープン・アカデミー、NPO法人クリエイティブまつど工房、(株)ディッジ、まつど市民活動サポートセンター、弁護士法人千代田オーク法律事務所、NPO法人松戸子育てさぽーとハーモニー、新京成電鉄(株)

4、対象
小学4年生~中学生

5、仕事一覧
新聞記者(8名)/パティシエ(15名)/音楽療法士(20名)/幼稚園教諭・保育士(20名)/建築士(20名)/心理カウンセラー(10名)/管理栄養士(10名)/看護師(20名)/医師(15名)/養護教諭(15名)/図書館司書(20名)/グラフィックデザイナー(10名)/鉄道職員(10名)/弁護士(20名) 計213名

【プログラム】
10:00~11:00 開講式、オリエンテーション(聖徳大学7号館)
11:00~14:15 職業体験・昼食
14:15~16:00 成果発表会・閉講式(聖徳大学7号館)

6、内容
このイベントは、聖徳大学生涯学習研究所が2012年、2013年に開催した「まつどおしごとデパート」を前身としており、2015年からはキャリア教育に主眼を置いた職業体験イベント「ジュニア夢カレッジ」として実施。今年で3回目となる。
 プロから仕事を学ぶことで、地域の子どもたちが働くことへの視野を広げ、仕事の選択肢を増やせるようにすること、また、イベントスタッフとして学生に社会参画させることの二方向のキャリア教育を目的として開催します。

実 施 報 告

~ジュニア夢カレッジ3~プロから学ぶお仕事体験~

 子どもの頃、私たちはどんな「夢」や「憧れ」を描いていたでしょうか。その夢を叶えるべく、聖徳大学生涯学習研究所主催で、「ジュニア夢カレッジ2~プロから学ぶお仕事体験~」を12月10日(日)に実施しました。当日は、178名の小・中学生が参加し、各々が希望した職業を体験していきました。この事業は、子どもと学生の二方向のキャリア教育を目的としたもので、実施までの8ヶ月間、企画から参画した学生(30名)と生涯学習研究所スタッフ及び公募市民(地域サポーター)とが連携しながら協議を進めてきました。
 プロから学べるお仕事体験は全14種類。学内からは「養護教諭」「看護師」「図書館司書」「幼稚園教諭・保育士」「パティシエ」「音楽療法士」「心理カウンセラー」「管理栄養士」「新聞記者」「建築士」「医師」、学外からは「鉄道職員」「グラフィックデザイナー」「弁護士」のプロにご協力いただき、学生と共にプログラムを作り上げていただきました。また、体験前には子どもたち向けに「なぜ人は働くのか?」について考えるワークショップを行い、体験後には一同に集結し、学生主導で「仕事について」のリフレクションを行いました。
 本事業の特色は、今回関与したスタッフ(プロ・教職員・学生・地域サポーター)の全てがボランティアとして活動したこと、新京成電鉄株式会社、株式会社ディッジ、弁護士法人千代田オーク法律事務所等、多数の企業や法人からの協力をいただいたことです。子どもたちからは「仕事は大変」「楽しかった」「絶対に今日体験した職業に就きたい」「仕事は自分のためだけでなく、誰かのためになることだと分かった」など、保護者からは「貴重な経験をさせていただきました」「喜んで帰ってきました」など、感謝の声が続々と寄せられました。諸先生方のご協力に心から感謝申し上げます。今後も、生涯学習研究所では、地学連携や社会参画に結び付く研究・実践を推進していきたいと思います。

(生涯学習研究所 助手 有川かおり)

各職業体験の様子

★★新聞記者★★
文学部より重里徹也先生が講師を引き受けて下さり、「新聞記者」のお仕事について職業体験をしました。
 重里先生は、毎日新聞社で実際に新聞記者をしていた方です。現場仕込みの「囲み取材・記者会見の方法」等の講義を実施した後、実際に本学の学生2名に対し「囲み取材」を実践しました。
参加者からは、「先生が熱く語るから自分まで熱くなれた」「もっと新聞記者になりたくなった」などの声が寄せられました。
※参加者が書いた記事をもとにできた「ジュニカレ新聞」はこちらから→ジュニカレ新聞(PDF)


★★パティシエ★★
短期大学部総合文化学科より佐藤利枝子先生が講師を引き受けて下さり、「パティシエ」のお仕事について職業体験をしました。
佐藤先生は女性パティシエの草分け的存在です。当日はフィナンシェ作りをやっていただきました。
参加者からは、「もっとパティシエになりたくなった」「生地を均等に混ぜるのが大変だったけど美味しくできた」などの声が寄せられました。

★★音楽療法士★★
音楽学部より原沢康明先生が講師を引き受けて下さり、「音楽療法士」のお仕事について職業体験をしました。
「音楽療法士ってなに?」というところから音楽療法の考え方の講義を実施した後、実技室へ移動し実際にハンドベルなどの楽器に触りながら合奏、合唱をしました。
参加者からは、「もっと知りたい、もっと体験したい」「音楽は初めて会った人でも仲よくする力があってすごい」などの声が寄せられました。

★★幼稚園教諭・保育士★★
児童学科児童学科より深津さよこ先生が講師を引き受けて下さり、「幼稚園教諭・保育士」のお仕事について職業体験をしました。
幼稚園教諭・保育士になれるのか、幼稚園教諭と保育士の違いなどの具体的な講義を実施した後、実技室へ移動して赤ちゃんのオムツ替えやミルクのあげ方などをやっていました。
参加者からは、「おむつをかえるのがたのしかった」「人の命を預かるのは大変で貴重だとわかった」などの声が寄せられました。

★★建築士★★
短期大学部総合文化学科より、不破章夫先生が講師を引き受けて下さり、「建築士」のお仕事について職業体験をしました。
不破先生実際に現場でも建築士のお仕事をしていました。建築士にはどうしたらなれるのか、一級建築士になるにはどのくらい大変なのかを講義を実施した後、実技で「紙でレンガを支えられるか」というお題がだされ、子どもたちは試行錯誤しながら答えを出していました。
参加者からは、「お父さんみたいな立派な建築士になりたいと実感しました」「レンガを支えるのは大変だったけど協力したからでした」などの声が寄せられました。

★★心理カウンセラー★★
心理学科より学科長の山口豊一先生、都丸けい子先生が講師を引き受けて下さり「心理カウンセラー」のお仕事について職業体験をしました。
「たまご救出ゲーム」という、上から落とすたまごを割れずに助け出す機械をグループで考え、制作しました。なんとこれが心理学に置き換えることができるようで、ゲームが終わったあと参加者からは、「ゲーム感覚で心理カウンセラーのことがわかった」という声が寄せられました。
当日の詳しい様子はこちら⇒詳しくはこちらから

★★管理栄養士★★
人間栄養学部より廣木奈津先生が講師を引き受けて下さり、「管理栄養士」のお仕事について職業体験をしました。
「管理栄養士をめざすあなたへ」という講義で今から出来る夢への準備などを教えていただき、実技の調理実習ではキーマカレー、ツナサラダ、ゼリーをみんなで作っていました。
参加者からは、「カレールーを使わないでカレーを作るのが初めてでたのしかった」という声が多く寄せられました。

★★看護師★★
看護学部より滝恵津先生、谷川千佳子先生が講師を引き受けて下さり、「看護師」のお仕事について職業体験をしました。
看護師ってどんな仕事なの?どこで働いているの?という講義を実施した後、実技では手洗い体験、身体の測定などをしていました。手に着いている菌が見える機械で、子どもたちは普段の手洗いでは菌が全く落ちていない事に気付きました。
参加者の多くが、看護師や助産師になりたいという夢をもっている子たちだったので、「それぞれどういう仕事なのか何をするのかということが聞けて良かった」という声が寄せられました。
当日の詳しい様子はこちら⇒詳しくはこちらから

★★医師★★
児童学部より宮川三平先生、保育科より宮本茂樹先生が講師を引き受けてくださり、「医師」のお仕事について職業体験をしました。
「医者になるにはどうしたらいいの?」という講義を実施した後、実際に人形を使って人工呼吸体験、AEDの使い方、エピペンの使い方など体験しました。
医師体験の参加者のほとんどは将来の夢がお医者さんで、「医者になりたいという夢がいっそうつよくなった」との声が寄せられました。

★★養護教諭★★
心理福祉学部社会福祉学科より小林芳枝先生、松原みき子先生、船山あずさ先生が講師を引き受けて下さり、「養護教諭」のお仕事について職業体験をしました。
水質検査や包帯・絆創膏のはがれにくい付け方など実践しながら講義を実施しました。水質検査では大学内の色々な水道を調査して普段使っていない水道は水質が悪いという発見がありました。最後に「こんな保健室だったらいいな!」というグループワークで、自分たちの理想の保健室を作って発表しました。
参加者からは、「はがれにくい絆創膏のはり方をクラスや家族に伝えたい」という声寄せられました。
当日の詳しい様子はこちら⇒詳しくはこちらから

★★図書館司書★★
文学部より、村山隆雄先生、小林泰隆先生、片山ふみ先生が講師を引き受けてくださり、「図書館司書」のお仕事について職業体験をしました。
図書館司書の仕事がどのようなものかクイズ形式で講義を実施した後、分類番号に従って本を探したり戻したり、絵本を読み聞かせたりと実際の司書さんのお仕事もしました。
参加者からは、「人と人をつなげる図書館で働きたいと思った」「司書さんのためにしっかり本は元の場所に戻そうと思った」などの声が寄せられました。

★★グラフィックデザイナー★★
「グラフィックデザイナー」の職業体験では、実際にゲームやアニメを制作している株式会社ディッジさんに講師を引き受けていただきました。
実際に本社に行って、MAYAというモデリングソフトで3DCGの基本操作を教えてもらい、オブジェクトを組み合わせて3Dのロボットを制作しました。
ふだんなかなかできない体験に、参加者は真剣な表情で取り組んでいました。「むずかしかったけど、次は飼っている犬のCGが作ってみたい」などの声が寄せられました。

★★鉄道職員★★
「鉄道職員」の職業体験では、千葉の松戸から津田沼まで走る新京成電鉄さんに講師を引き受けていただきました。
実際に駅で券売機の裏側をみせてもらったり、構内アナウンスをさせてもらったりしました。午後は施設見学をしたり、くぬぎ山の本社に行かせて頂いたり、電車好きにはたまらない体験をしました。
参加者全員、将来の夢が鉄道の運転手。来年もまた来たいと言っていました。


★★弁護士★★
「弁護士」の職業体験では、千代田オーク弁護士事務所の代表弁護士の児玉先生に講師を引き受けていただきました。
民法や約款、商法など、大人でもむずかしいような内容を分かりやすく事例を出し、クイズ形式で学びました。
参加者からは、「みんなで意見を出し合うことの大切さと弁護士のやりがい、苦労、仕事内容が分かった」と声が寄せられました。